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刑事事件を受任したら,まずやるべきこと

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「国選弁護人には登録してないから」という方であっても,
私選弁護の案件を受任する可能性がありますね。

私選弁護の場合,国選弁護の場合と少し手続きが異なりますので,国選弁護しか経験したことのない方は,「国選をやっているから手続きは大丈夫」とは思わず,要チェック!

私選弁護で受任した場合にやること

私選弁護を依頼できる人は

・被疑者
・被告人本人
・その配偶者や直系親族,法定代理人,兄弟姉妹

等です。
受任したら,まず,弁護人選任届(いわゆる「弁選」)を作成します。

書式は,以下のとおりです。以下の書式サンプルは,「被疑者」としていますが,

● 起訴前⇒「被疑者○○○○」+「○○○○被疑事件」
● 起訴後⇒「被告人○○○○」+「○○○○被告事件」

となります。

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弁 護 人 選 任 届

平成○○年○○月○○日

○○○○  御中

被 疑 者  ○○○○

上記被疑者に対する○○○○被疑事件について,弁護士 ○○○○を弁護人に選任したので,連署して届け出る。

被 疑 者   ****   印

事務所所在地  ○○市○○町1-2-3 ABCビル3階
○○○○法律事務所
電 話 1234-56-7890
FAX 1234-56-7891

所属弁護士会 ○○弁 護 士 会
弁護人 * * * *

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弁護人選任届(弁選)の記載方法について

1.被疑者の「****」部分は,”自署+指印”です。
2.被疑者署名欄の下部は5行程度あけておきます。これは,留置管理の司法警察職員に被疑者の指印であることを認証してもらう(指印証明)ためです。
3.弁護士の「****」部分は,署名押印でなければならないのか,記名押印で足りるのかというところですが,「署名押印でないと受理できない」と言われることがあるので,署名押印の方がベターです。

弁護人選任届(弁選)の提出先

起訴前⇒担当の警察署または検察庁

起訴後⇒起訴されている裁判所の係属する部(ほとんどが刑事部)

です。また,

1.起訴前に弁選を出した場合,起訴後は提出不要です。

2.別件起訴がある場合は,事件毎に弁選が必要です。

弁護人が複数の場合

弁護人が複数の場合は,弁選の弁護人の部分を連名で記載し,さらに「主任弁護人届」が必要となります。

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平成○○年(○)第○○号  ○○○○被告事件

被 告 人 ○○○○

主任弁護人届

平成  年  月  日

○○裁判所刑事部 御中

弁護人 ○ ○ ○ ○  印

弁護人 ○ ○ ○ ○  印

弁護人 ○ ○ ○ ○  印

頭書被告事件について,全弁護人の合意で主任弁護人に弁護士○○○○を指定いたしましたから届け出ます。

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被疑者段階での弁護は,時間との勝負。

いつ何時,刑事事件の依頼があっても,適切な対処をするため,基本的な事務手続きで時間を取られないように,日ごろから,基本を確認しておくのが良いですね。

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