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刑事事件の公判手続きの流れ【刑事事件1】

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刑事事件の公判手続きの流れを確認します。

■ 第一審裁判所は?

第一審裁判所は,簡易裁判所または地方裁判所です(一部事件除く)。

簡易裁判所

  • 罰金以下の刑罰のみが定められている事件を担当。
  • 原則,罰金以下の刑罰しか科すことができないが,窃盗や常習賭博等一部の犯罪については,3年以下の懲役刑を科すことができる
  • 簡易裁判所が,より重い刑罰を科すべきだと判断した場合は,地方裁判所へ事件を移送される。

方裁判所

  • 簡易裁判所のような規程はない。
  • 一定以上の重い刑罰が定められている事件については,3人の裁判官の合議体で審理する。

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■ 公判手続きの流れ

まずは,おおまかな流れから。
※公判前整理手続(裁判員制度適用事件や複雑な事件の場合のみ)に該当しない一般的な事件を前提としています。

公判請求

裁判所受理

第1回公判期日の指定

第1回公判期日

<冒頭手続>

  1. 人定質問
  2. 起訴状朗読
  3. 黙秘権等の告知
  4. 被告人・弁護人の起訴事実に対する認否
    →即決裁判手続
    ※死刑又は無期若しくは短期1年以上の懲役若しくは禁錮を科すことができる事件は即決裁判手続による審判不可。
    →簡易公判手続

<証拠調べ手続>

  1. 検察官の冒頭陳述
    →被告人・弁護人の冒頭陳述
  2. 検察官立証
  3. 被告人調書等の請求・取り調べ
  4. 被告人・弁護人の立証
  5. 被告人質問

<弁論手続>

  1. 論告・求刑
  2. 弁論
  3. 被告人の最終陳述

<結審>

<判決宣告>

  • 有罪判決
    →刑の言渡し(執行猶予なし,または執行猶予付)
    →刑の免除
  • 無罪判決
  • 管轄違いの判決
  • 免訴の判決
  • 控訴棄却の判決

 

第1回公判期日は,起訴日から,およそ1~1ヶ月半後に指定されます。

第1回公判期日以後,判決までに要する期間ですが,これは,事案によって,大きく異なります。
認めている事件で,全く争いがないということなら,1回目の公判で結審し,結審から10日~14日程度で判決期日が指定されることが多いです。

しかし,否認事件や,複雑な事件となると,複数回の公判期日が開かれ,6ヶ月~1年以上かかることもあります。


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