一人で法律事務所を経営する弁護士のためのサポートサイト

Lawyer's Helper

法律・法律事務

判決に執行文付与を受ける方法

投稿日:


強制執行の申立をするためには,債務名義(判決,和解調書,調停調書など)に対する執行文(強制執行ができるという証明書)が必要です。

 

執行文が必要な場合と不要な場合

執行文が必要なケース
  • 判決正本
  • 手形判決正本
  • 和解調書正本
  • 民事調停調書正本
  • 公正証書正本
  • 訴訟費用額確定処分正本等
    ※家事調停で決まった慰謝料や解決金等の請求には,家事調停調書正本に執行文が必要。
執行文が不要なケース
  • 家事調停調書正本(養育費・婚姻費用等の扶養義務に基づくものや遺産分割,財産分与等を請求するとき)
    ※確定証明書は必要。
  • 仮執行宣言付支払督促正本
  • 仮執行宣言付少額訴訟判決正本

執行文付与の申立方法

  1.  申立人
    調停調書,審判書,判決書等に記載されている債権者
  2. 申立先
    当該事件の管轄の裁判所
  3. 費用
    収入印紙 1通につき300円
  4. 申立てに必要な書類
    申立書1通 執行文付与申立書
    記入例(執行文付与(基本形))
    記入例(執行文付与(事実到来))
    記入例(執行文付与(承継))

    債務名義の正本
    ※承継・条件成就の場合,「執行文及び証明文書の謄本送達申請書」と「執行文及び証明文書の謄本送達証明申請書」がそれぞれ必要。
  5. 郵券を貼付した返信用封筒(郵送で請求する場合)

執行文の種類は3種類

  • 単純執行文
    債務名義上の当事者(債権者,債務者等)に変動がなく,債務名義の内容どおりの執行力を証明する。
  • 承継執行文
    債務名義上の当事者(債権者,債務者等)が変動し,地位の承継があった場合,当事者からその地位を承継した者を執行当事者として付与される執行文。
  •  条件成就執行文
    債務名義に条件が付いている場合で,債権者がその事実の到来したこと(その条件が達成したこと)を証明した文書を提出したときに付与される執行文。

執行文の数通付与とは

1度に2通以上の執行文が必要な場合,数通付与を申し立てることで,2通以上の執行文の付与を受けることができます。
ただし,正本1通につき,執行文1通となります。例えば,執行文付き債務名義が2通必要なら,正本も2通用意しておく必要があります。

執行文の再度付与とは

既に,執行文の付与を受けたが,再度執行文が必要な場合は,再度付与を申し立てることで,取得することができます。
執行文だけを紛失した等であれば,再度付与のみで足りますが,正本とともに紛失した場合,正本についても再度取得する必要があります。

 

 

この記事がお役にたちましたら「いいね!」をお願いいたします。


adスマホ用

adスマホ用

-法律・法律事務

Copyright© Lawyer's Helper , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.