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控訴期限が今日!そんなときどうする?

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様々な案件を対応していると,あってはならいことも起こります。

たとえば,控訴。

控訴には期限があります。
控訴期限は,「判決の送達を受けた日の翌日から2週間」となっており,この期限を1日でも過ぎたら,控訴はできません。

控訴するなら”控訴期限”を間違えないで!

判決などを受け取ったらすぐにやるべきこととは

  • 受け取った日を記録する
    付箋に書いても良いですし,カレンダーに記入する方法でもOKです。
    とにかく,メモをしてください。
    郵送で受領した場合,その日が,送達日となります。
    裁判所で判決文を受け取った場合,その日が送達日になります。
    心配なら,裁判所に,控訴期限いつかを確認しておきましょう。
  • クライアントに報告をする
    クライアントに,判決の結果を伝えます。
    電話やメールで連絡すると同時に,判決の中身を確認してもらう必要があるので,判決の写しをすぐに送ります。
    そして,控訴するかどうかを考えてもらわないといけないことと,控訴には期限があることをクライアントに伝えます。
  • クライアントと打合せをする
    控訴するかどうかを決めます。
    自分のルールとして,「判決後,7日以内に控訴するかどうかを決める」と決めておくのがよいでしょう。
    クライアントが控訴するかを迷って決められないなら,控訴すること前提で準備をしておきましょう。
    控訴は,後で取り下げることはできますが,期限を途過したら,控訴をすることができなくなるからです。

”絶対に起こらない”とは言えない怖い事態

本来,あってはならないのですが,以下のようなことが起こりえます。

  • クライアントが,「控訴はしない」と言っていたのに,控訴期限当日の夕方に,「控訴したい」と言い出した。
  • 新規相談で,控訴を迷っているというクライアントから,控訴の依頼を受けたが,控訴期限まで1日しかない。

想像するだけで,ぞっとします。
「無理です」と断れるなら良いのですが,そうとも言えない場合もありますね。

そんなときは,次の方法を覚えておいて下さい。
この方法が使える状況なら,控訴期限当日でも対応できる場合がありますよ。

裁判所の夜間受付を利用する

裁判所の窓口受付は,通常17時までです。
ですが,控訴状提出先の裁判所に,夜間当直のシステムがあるなら,控訴期限の当日に持参すれば,受付てもらえます。その際,控訴状の正本副本とは別に,自分の手元保管用の控えを持参し,受付印を必ずもらって下さい。

この方法は

  1. 裁判所まで持参できること
  2. クライアントからの委任状があること
  3. 裁判所に夜間当直システムがあること

という条件が揃っていなければなりません。
ですが,「C」さえあれば,なんとかなる確率がグッと高くなります。

時間を戻して,やり直すことはできませんが,どんなピンチの状況でも,必至になれば,やれることは,必ずあって,なんとかなるものです。

ただし,このような最後の手段は,不可抗力によるピンチに使うべきものです。
自分のミスでこのような事態を引き起こすようではいけませんよ!


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