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刑事事件の公判手続(弁論手続)【刑事事件4】

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証拠調べ手続がすべて終わると,以下のような手続きに入ります。

1.論告・弁論

①論告

検察官が,「論告」という意見陳述を行います。
法廷で調べられた証拠やこれまでの審理を踏まえて,事実及び法律の適用について意見を述べます。
具体的には

  • 起訴状記載の公訴事実がどのような証拠によって認定できるのか
  • 考慮すべき情状(犯行の動機や手段,被害の程度,被害者や遺族の感情,社会的影響,反省)

に関する主張をします。

そして,論告の最後に,検察官による「求刑」が行われます。
「求刑」は,被告人に課せられるべき刑罰の種類と量についての意見で,どのような判決をすべきかを主張するものです。

を述べ、被告人・弁護人の法律上・事実上の主張について証拠を挙げて反論します。

②弁論

被告人・弁護人が,検察官の論告・求刑に対し,意見を主張するものです。

弁護人の場合:最終弁論
被告人の場合:最終陳述

被告人の無罪を主張するなら,「○○という証拠からすれば,被告人の犯行は立証されていないから無罪だ」という主張をします。
また,執行猶予付きの判決を求めるなら,「○○という事情から,被告人には執行猶予付きの判決が相当である」という主張をします。

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2.被告人の意見陳述

審理の一番最後に,被告人が再び証言台に立ちます。
被告人に言い残したことや伝えておきたいことが残っている場合,話ができる最後のチャンスです。
「既に言いたいことを十分話しているから,言うことがない」という場合は,「特に付け加えることはありません」として審理は終わります。

被告人の陳述終了後,裁判官が,判決の言い渡し日時を指定し,その日の手続きは終了します。

3.判決言い渡し

裁判官から,判決の結論と理由が宣告されます。
これで,第一審は終了。

判決の内容によっては,控訴を検討することになります。

  • 控訴しない場合
    刑事裁判終了
  • 控訴する場合
    控訴の手続きを行います。第二審は,高等裁判所となります。

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